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ピアエデュケーション (性教育) を実施しました

 2010年9月新潟県内高等学校を会場に、新潟大学、新潟青陵大学の学生が参加しピアエデュケーションを実施しました
 この企画は、ライフサイクル上の思春期にある人への支援を通じ、看護系大学の学生が妊娠の可能性のある思春期男女に健康な周産期を迎えるための学習や支援を理解し実践できるようになることを目的に実施しています。
高校生にとって、年齢の近い身近な存在の大学生が性感染症や、人工妊娠中絶の実態、それらを予防する方法、相手への思いやりなどを中心とした内容で生徒参加型の授業を行いました。

 

参加学生の「感じたこと・考えたこと」

まず、初めに高校生の様子や態度に驚きました。私が想像していた高校生より子どもっぽい印象を受けました。性について興味はあるけど、実際に話すとなると恥ずかしい。そんな高校生の注意を引き付けて講義を進めることはけっこう大変だなと思いました。
 ○×クイズの時に、ある男子学生から避妊という言葉に対して「避妊ってなんだよ。良くわからねーよ。」という言葉がでました。避妊や性感染症(STD)についても、難しいような印象でした。また、講義の中では○×クイズをしてから最後に避妊やSTDについての講義となっていましたが、逆の方が知識の再確認となってよかったもと思いました。まず、今ある知識を確認してから講義ということだったのかもしれませんが、たぶん高校生たちは知らないことが多くて難しかったと思います。
 高校生たちを見ていて、「この子たち、将来の進路や夢って考えているのかな?」と思いました。高校生より少し年上の大学生が、将来の進路や夢などを話すことも、ピア・エデュケーションならではなのではないかと思いました。将来に自分の行きたい進路やかなえたい夢がある場合、性交渉にも慎重になり、避妊やSTD予防にも自分で興味を持ったり、知識を得ようとするのではないかと思いました。
 他大学での特徴的な授業に参加でき、他大学の学生と交流の機会が持てたことは非常によかったです。学校は違っても、同じ看護・助産師を目指す学生の頑張っている姿や実習の様子などを聴けて、元気をもらえ、「私も頑張らないといけないな。」という気持ちが持てました。

※「ピアエデュケーション」とは?
ピアエデュケーション(仲間教育)とは、テーマについて“正しい知識・スキル・行動を共有し合うこと”である。正しい知識の普及・啓蒙という目的に限定し て行えば、身近で信頼できる仲間が教えてくれるので、興味・関心をもつことは疑いない。その場合極力、ピアカウンセリング・マインドとスキルを用いて、受講生と同じ目の高さでミニ教師ではないピアエデュケータとなることが重要である。時間や場所などの制眼はあると思うが、可能な限り、仲間と共感・共有しな がら、堅苦しくない雰囲気のなかで重要な情報を普及・啓蒙していくことを目指すピアエデュケーションが望ましい。
(日本ピアカウンセリング・ピアエデュケーション研究会HP参照)


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